【岸和田・全日本プロ選手権】ケイリン 園田が初優勝

[ 2013年5月21日 06:00 ]

自転車全日本プロ選手権ケイリンで優勝した園田匠

 「第22回寛仁親王牌」(7月12~15日=弥彦)の出場権とシード権を懸けた「第60回全日本プロ選手権自転車競技大会」が20日、大阪・岸和田競輪場で行われた。

 1キロタイムトライアルは新田祐大(27)、スプリントは中川誠一郎(33)が優勝、ロンドン五輪日本代表の実力を見せつけた。新田は「屋外のバンクなので全体的なペース配分、ダッシュ力と持久力を考えて走った」と2年ぶり4回目のVを冷静に振り返った。また中川は「体調は良かったけど勝ち上がりで体力を使いきつかった。(渡辺)一成君がいないのでしっかり優勝したかった」とスプリント初Vにホッとした表情を見せた。

 ケイリンは園田匠(31)が直線中を伸びて初優勝。「長い距離を走る練習の成果が出たかもしれない。この1着が本業(競輪)につながってくれればいい」と喜んだ。なお新田、中川、園田の3人は寛仁親王牌の初日・理事長杯のシード権利を獲得。3人ともに「理事長杯スタートは大きい」と口をそろえた。

 なお今年からスタートしたカーネーションカップは地元・門脇が優勝。「(梶田さんを)差してないと思っていたのでうれしい。これが実戦ならいいですね」と笑顔を見せた。

 ▽1キロタイムトライアル決勝(1)新田祐大(福島)1分3秒885(2)坂本貴史(青森)1分4秒680(3)稲毛健太(和歌山)1分5秒359

 ▽スプリント決勝 中川誠一郎(熊本)2―0河端朋之(岡山)(3)雨谷一樹(栃木)

 ▽ケイリン決勝(1)園田匠(福岡)上がり11秒252=差し(2)浅井康太(三重)(3)藤木裕(京都)

 ▽チームスプリント決勝(1)中部チーム(松岡篤哉、竹内雄作、森川大輔)1分14秒329(2)北日本チーム(3)南関東チーム

 ▽4キロ団体追い抜き決勝(1)中部チーム(山口泰生、児玉利文、吉田茂生、川西貴之)4分26秒149(2)近畿チーム(3)関東チーム

 ▽4キロ個人追い抜き決勝(1)岡嶋登(大阪)4分43秒641(2)網谷竜次(香川)(3)大屋健司(広島)

 ▽エリミネーション決勝(1)舛井幹雄(三重)(2)椎木尾拓哉(和歌山)(3)三谷将太(奈良)

 ▽カーネーションカップ(女子ケイリン)決勝(1)門脇真由美(大阪)13秒109=差し(2)梶田舞(栃木)(3)奈良岡彩子(青森)

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