【ヴィクトリアM】和田助手の自慢は弟・竜二と愛馬ザッハトルテ

[ 2013年5月10日 06:00 ]

ヴィクトリアマイルに挑戦する和田助手とザッハトルテ

 【G1ドキュメント=9日】開業3年目の牧田厩舎が3週連続でG1舞台へと挑む。2連勝でヴィクトリアマイルに駒を進めたザッハトルテを担当するのは和田裕一助手だ。弟は今季関西所属で騎乗数3位タイ(318鞍)の騎手・和田竜二。「誰からでも慕われる存在。レースの乗り鞍が多いのも競馬関係者に信頼されている証拠」と“自慢の弟”を照れくさそうに話す。「竜二はワインが好きでね。月に1回は飲みに行く。家族ぐるみの付き合いだよ」。兄弟の絆が深いのがわかる。

 重賞挑戦は以前に担当していたG1・3勝を挙げたデュランダル以来8年ぶり。「あの頃に比べるとプレッシャーはない。この馬でも夢をかなえられたら最高だけどね」と、名馬とともに過ごした日々を懐かしそうに振り返った。

 「中1週なので疲れを取る程度。元気いっぱいで強い稽古をやってもケロッとしている。最近は食べたものが目に見えて体についている」と馬体を大きく見せる迫力ボディーにホレボレの様子だ。

 厩舎は3週連続での大舞台。先週はカシノピカチュウでNHKマイルC9着、次週のオークスにはセレブリティモデルが控えている。「仲間にうまいことバトンを渡したい。輸送は問題ない。あとは初めてのG1の雰囲気にのみ込まれないことだね」と勢いある厩舎とあって口ぶりも滑らか。「僕を目立たせるよりも馬を取り上げて下さい」。その後ろでザッハトルテはバクバクと勢いよくカイバを食べていた。取材する細原も同様にノートに勢いよくペンが走った。

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2013年5月10日のニュース