【皐月賞】フェイム好調キープ 条件好転で前進

[ 2013年4月11日 06:00 ]

シセイオウジ(右)と併せて追い切るフェイムゲーム

 【G1ドキュメント=10日】出走確定馬は5頭と少ないものの、そのうち4頭が重賞ウイナーと粒ぞろいの関東勢。木曜追いのコディーノとサトノネプチューンを除く3頭のうち、真っ先に最終追いを敢行したのは京成杯の覇者フェイムゲームだった。午前6時の開門直後に坂路を軽く1本(4F70秒9)上がり、Wコースへ移動。僚馬シセイオウジ(6歳オープン)を5馬身先行させ、直線は内へ。軽く追われて併入した。

 調教時間中は北馬場、南馬場、坂路とバイクで精力的に動き回る宗像師。追い切り直後の「7時半に厩舎で」との指示通りに鳥谷越が厩舎に向かうと、笑顔で出迎えてくれた。「スプリングS(4着)からの臨戦は間隔があるようで、あまりない。状態を落とさないように…という調整」と上積みは強調しなかったが、動きに関しては「悪くなかったですね。力んだ感じもなく、疲れはないみたい」と合格点を付けた。

 一方、追い切りに騎乗した北村宏は午前9時半過ぎに南馬場へ登場。こちらも「いつもくらい。まだ緩いところがあるし、シュッと加速しないけど馬体を併せてからはしっかり走っていた」と、課題を挙げつつも順調さをアピールした。

 スプリングSは出脚がひと息で後方に置かれたが、ゴール前は目を引く伸びで4着。「次は良さそう…という内容だったのでは?」との問いに北村宏は「自分もそう思った。1800メートルより2000メートルの方がいい」と即答。好調キープで条件好転なら、前進はあっても後退はなし。鳥谷越はそうノートに記した。

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2013年4月11日のニュース