【エ女王杯】ラシンティランテ レース相性◎ルメール自信満々

[ 2012年11月9日 06:00 ]

名手・ルメールとのコンビで初のG1タイトルを狙う3歳ラシンティランテ

 「第37回エリザベス女王杯」(11日、京都)は外国人ジョッキーの存在が不気味。今週から短期免許で来日するフランスの名手クリストフ・ルメール騎手(33)は、ラシンティランテとのコンビで挑む。鞍上にとって08年にリトルアマポーラで制した好相性のレース。最終追い切りにも騎乗し、やる気満々だ。同レースの枠順は9日に確定、10日に前売りされる。

【エリザベス女王杯】

 ルメールが今週から有馬記念までの7週連続G1に向けてモチベーションを上げている。今月2、3日に行われたアメリカ競馬の祭典・ブリーダーズカップワールドチャンピオンシップスに参戦。2歳牝馬G1・BCジュベナイルフィリーズターフをフロティラでV。

 「BC競走を勝ったのは初めてだった。勝ちたかったレースの一つだし、うれしかったね。この勢いに乗って、日本でも大きいレースを勝ちたい」

 短期免許で秋のG1に参戦するのは04年以降、9年連続となる。05年有馬記念はハーツクライに騎乗し、ディープインパクトを抑えてV。ここ一番での手綱さばきが光る。

 エリザベス女王杯は3歳ラシンティランテと初コンビ。鞍上が「ラッキーレース」と語るように、このレースとの相性は抜群。07年以降は4回騎乗し全て掲示板(5着以内)を確保。08年は同じく初コンビだった3歳リトルアマポーラでV。レースはそれまでの後方待機策から一転、道中5番手から堂々と押し切った。

 鞍上は「積極的に乗ろうと思っていた。道中はスムーズで掛かるところがなかったし、最終コーナーの手応えから勝ちを確信したね」と振り返った。

 今年のパートナーとは7日の最終追い切りでコンタクト済み。鞍上は「グッドコンディション。引っ掛かるところはなかったし、折り合えると思う。距離も大丈夫」と自信たっぷり。2頭出しの友道厩舎の中では、僚馬ヴィルシーナとデビュー当初からそん色ない評価を受けていた馬。1000万V直後のG1挑戦で相手関係は一気に強化されるが、名手のエスコートがあればG1タイトル奪取も夢ではない。

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2012年11月9日のニュース