【府中牝馬Ｓ】ホエールキャプチャ２週連続猛時計

＜府中牝馬Ｓ＞坂路で追い切るホエールキャプチャ

　ホエールキャプチャが２週連続で猛時計をマークした。１週前の坂路４９秒２に続き、この日も同５０秒５を馬なりで計時。いっぱいに追われたルシャンベルタン（４歳１０００万）の２馬身後方から差を詰め、馬なりのまま１馬身抜き去った。Ｇ１ホースにふさわしい迫力満点の走りだ。

　「暑い時季は良くないのでここまで始動を待ったが、ひと追いごとに気配はアップしている。馬体重も前走（宝塚記念＝４６６キロ）とほぼ同じぐらい」と田中清師は仕上がりに手応えをつかんでいる。

　Ｇ１初制覇を飾ったヴィクトリアマイルの余勢を駆って挑んだ宝塚記念では１４着大敗。同師は「タフなレースになってしまった」と振り返るが、今秋は牝馬路線に戻して、エリザベス女王杯で２度目のＧ１タイトルを目指す。秋初戦をクリアし、大一番に弾みをつける構えだ。