【セントライト記念】森厩舎ボーイフレンド“不気味”

[ 2012年9月14日 06:00 ]

<セントライト記念>アグネスチャンス(右)と併せ追い切るボーイフレンド

 【東西ドキュメント・美浦=13日】坂路モニターは重賞登録馬に限り、コースに入ると、馬名が予告される。開門直後の午前5時すぎ、小田は「ボーイフレンド 森秀行(厩舎)」の表示に胸が躍った。4F54秒0で僚馬アグネスチャンス(2歳新馬)と併入。小田は北馬場のさらに奥にある出張厩舎まで約20分、息を切らして歩いた。日高助手は「札幌の後は栗東に帰らず、直接美浦へ。使ってきているので速い時計を出す予定はなかった」と話した。

 退厩期限ぎりぎりまで涼しい北海道に残り、栗東に帰る途中の“中継地”として、美浦に入るのは森厩舎の定番。最近では09年ミッキーペトラが同じ形でセントライト記念に出走(13着)した。95年サンデーウェル(7番人気)、06年トーセンシャナオー(12番人気)でこのレース2勝(共に栗東で最終追い)の森厩舎。人気薄の時ほど怖い。「正直大きな上積みはないが、力は付けている」。同助手の言葉は慎重でも、北海道で蓄えた力が小田には不気味だった。

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2012年9月14日のニュース