杉村 川崎でも「やるからにはリーディング狙う」

[ 2012年7月6日 06:00 ]

3日の川崎11Rでハバナマティーニに騎乗しレコードを記録した杉村一樹騎手

 【地方競馬です!!】川崎競馬場内で配布されている出走表。今開催から、そこに記されている1500メートルのレコード表記が変わった。従来の記録を塗り替えたのは、杉村一樹騎手(34=川崎・池田)とハバナマティーニのコンビだ。

 昨年廃止された荒尾競馬から今年1月、川崎に移籍した杉村騎手。移籍初戦の1月23日、川崎1Rでいきなり初騎乗初勝利を飾った姿も鮮烈だったが、あらためて“川崎の杉村”として記録に名を刻んだ。ハバナとのコンビでは3日、川崎11Rでも勝利。5日現在で36勝、南関での存在感も日増しにアップしている。

 荒尾最後のリーディングジョッキー。10年WSJS地方競馬代表の名手と紹介され、相当なプレッシャーがかかりそうな“鳴り物入り”の移籍も「荒尾のリーディングってこんなものかと思われるのは嫌だったけど、そこまで何も考えていなかった」と本人は人懐こい笑顔。可愛い顔をして結構な強心臓の持ち主だ。

 「最初からたくさん乗せていただいて池田先生には本当に感謝しているし、やるからには川崎でもリーディングを狙うくらいの気持ち」。チャームポイントの笑顔(自称)に一級品の勝負根性を忍ばせ、きょうも“川崎の杉村”が腕を振るう。

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2012年7月6日のニュース