トールポピー死す  キンカメ産駒2頭に夢託す

[ 2012年6月26日 06:00 ]

08年オークスを勝ったトールポピー。左は主戦・池添

 07年JRA最優秀2歳牝馬に選出され、08年オークスを制したトールポピー(7歳、父ジャングルポケット)が22日未明、繁殖馬としてけい養されていた北海道安平町のノーザンファームで腸捻転のため死んだ。

 ノーザンファーム事務局の中尾義信氏は「木曜(21日)の夜から具合が悪くなって…。これからの年齢だし、この牝系の馬は凄く走っている。残念です」と語った。ポピーは10年引退後に繁殖入り。現1歳、当歳のキングカメハメハ産駒の牝馬2頭を残しており「最初の子が凄く出来が良く、続けてキングカメハメハをつけました。お母さんに負けない活躍をして牝系を広げてほしい」と言う。吉田勝己ノーザンファーム代表も「残念でなりません。残されたキングカメハメハの産駒2頭に夢を託したい」とコメントした。

 07年デビューし、同年の阪神JF制覇。翌年オークスは直線斜行しながらの優勝で物議を醸した。通算14戦3勝(うちG1・2勝)。獲得賞金2億1799万2000円。

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2012年6月26日のニュース