【CBC賞】古豪ダッシャー 59キロもよっしゃ―

[ 2012年6月26日 06:00 ]

【CBC賞】戦線復帰するダッシャーゴーゴー

 今週の阪神メーンはサマースプリントシリーズの「CBC賞」。注目は連覇を目指すダッシャーゴーゴーだ。ハンデは59キロに決まったが、この中間、調教に騎乗する安田景助手は確実な上昇気配を感じている。「状態は前回(高松宮記念4着)よりいい。冬よりも夏の方がいいタイプ」。汗をかいて新陳代謝が盛んになると、調子を上げてくる。中間の坂路時計を見れば分かる。4Fのタイムは6日51秒4、13日50秒8、20日51秒6。13日は1番時計で、20日も2番だ。乗り手の感覚も「今はゴールまで突き抜けている」と言う。

 ただ、競馬に行って注文の付く馬ではある。重馬場だった3月オーシャンSは伸びあぐねて9着。鞍上の横山典は「パンパン馬場の方がいい」と陣営に伝えている。梅雨時とあって空模様が気になるところだ。そして折り合い。前に壁をつくって、直線で末脚を爆発させるパターンが理想。「内枠が欲しい」が偽らざる本音だ。横山典が主戦場の福島から阪神まで駆けつけるとあって、陣営も意気に感じている。「軽い馬にやられるのが心配だが、この馬自身は大丈夫。サマースプリントシリーズ奪取を狙っている」

 安田景助手は「ロードカナロアの敵を取りたい」とも。函館SSで僚馬は1番人気を裏切ったが、安田厩舎はカレンチャンを筆頭とするスプリント王国。その底力をあらためて見せつける。

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2012年6月26日のニュース