【安田記念】西園師三本の矢 シルポート当然逃走

[ 2012年5月30日 06:00 ]

<安田記念>西園厩舎期待のシルポート

 今年の安田記念は「西園記念」。それほど強力な3頭出しだ。

 道中でのポジション順は容易に想像できる。先頭はもちろんシルポート。西園師からは早くも逃げ宣言が飛び出している。「とにかく自分の競馬をするだけだね。マイラーズCは前半1000メートルを57秒5で行ってるんだよ。あれについていったら、ほかの馬もつぶれていたんじゃないかな」。先週のダービーを見ても明らかなように、今の東京芝は先行馬がよく残る。しかもほかに逃げ馬が不在とあれば、最高のおぜん立てが整っている。

 同じく馬場の恩恵を受けるのがコスモセンサーで「安定感ではこれが一番」と指揮官はレースセンスの良さを口にする。

 後方から虎視たんたんと運ぶのがサダムパテック。前走の京王杯SCで久々の重賞Vを決めており「左回りは合っているし、鞍上のウィリアムズも心強い」と期待する。トレーナーは「毛利元就じゃないけれど3本の矢で頑張る」と締めくくってG1制覇を目指す。

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2012年5月30日のニュース