【笹川賞】決めるぞ準優!!桐生、全力逃走

[ 2012年5月25日 06:00 ]

<笹川賞>25日のレースに向け整備に余念のない桐生

 SG初参戦だった昨年大会(尼崎)でいきなり予選クリアを果たし、全国にその名前をとどろかせた桐生順平(25=埼玉)。それ以来のSG出場となった今シリーズも、3日目を終了して得点率6・00の16位タイと、ボーダー上で踏ん張っている。予選ラストとなる4日目1回乗りの9Rは、絶好の1枠で登場。若さあふれる全速逃走劇を繰り出して堂々と準優進出を決める。

 今シリーズで最も登録番号が大きい、若手期待の桐生が躍動している。6枠という最大の難敵を克服しなければいけなかった3日目3R。大敗を喫すれば早々と準優進出が困難になる崖っ縁の状況だったが、1M最内を差して激しい主導権争いに参戦すると、浜野谷との道中戦を制して2着確保に成功。「序盤から乗りやすさは感じていた」と自信をのぞかせる足色を駆使して充実の表情だった。

 準優進出ボーダーを6・00に想定すれば3着条件となる桐生。「決して悪い足ではないけど、いい人には伸びられる。もう少し行き足から伸びを求めて調整したい」と上積みを希望していたが、もちろん足色は戦えるレベルに達している。せっかく白い勝負服で臨む予選ラストの一戦なら、きっちりと白星で締めくくりたいところだ。

 3日目を終了して、得点率トップに立ったのは坪井。新ペラ制度移行後、3節連続Vの勢いをキープしている様子だ。想定ボーダーの6・00はもちろん完走でクリアの立場だ。渡辺、菊地、今垣の3人も安全圏に入っている。さらに井口、石渡、服部、峰、松井らも現状のパワーを考えれば条件をクリアしてくる可能性は高い。地元勢では横沢、笠原、重野、佐々木らが勝負駆けにアタック。地元ファンの期待に応えるためにも気合が入る局面だ。一方、ファン投票1~3位の池田、瓜生、今村がまさかのボーダー下位に低迷している。それぞれ厳しい条件を克服できるか注目。

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2012年5月25日のニュース