【全日本プロ選手権】ケイリンは浅井が初優勝

[ 2012年5月15日 06:00 ]

<全日本プロ選手権>ケイリン決勝で優勝し笑顔の浅井(右)

 G1「第21回寛仁親王牌」(7月13~16日=弥彦)の出場権とシード権を懸けた「第59回全日本プロ選手権自転車競技大会」が14日、前橋競輪場で行われた。

 1キロタイムトライアルは坂本貴史(23)が初優勝。「12日の落車(右脚打撲擦過傷)の痛みでよく眠れなかった。負けても落車の影響だし、気負わずに走ったのが良かったかも…」と無欲の勝利の喜びを語った。

 また、同種目にオープン参加した女子選手の加瀬加奈子(31=新潟)が1分10秒053の日本新記録(従来は橋本聖子が88年6月に記録した1分14秒30)を樹立。「自己ベストが出たけど10秒を切りたかった。世界で戦うにはもっとレベルを上げたい」と4年後を見据えて冷静に振り返った。

 スプリント決勝は河端朋之(27)が実力者の金子貴志に2―0で初優勝。「アピールできて良かった。4年後に向けて頑張っていきたい」と今後も自転車競技との両立を目指していく。

 ケイリン決勝は松岡貴久のカマしにスイッチした浅井康太(27)がゴール前で差して初優勝。「ナショナルチームでやってきた経験も生きた。(親王牌の)理事長杯シード権利は大きい」と連覇に挑む弥彦・親王牌に向けて弾みをつけた。

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2012年5月15日のニュース