パラダイスあすから夢の続き 母はアネモネS快勝

[ 2012年2月10日 06:00 ]

クイーンCに挑戦する船橋エミーズパラダイス

 【地方競馬です!!】母の引退から4年。愛娘が母が躍動したJRAの舞台へ初参戦だ。

 11日に東京競馬場で行われるG3クイーンC(芝1600メートル)にエミーズパラダイス(牝3=船橋・川島正)が臨む。同じく船橋所属だった母エミーズスマイルは07年、JRAの桜花賞に出走(15着)。TRのアネモネSを1番人気で快勝し、芝で2連勝の実績を挙げて堂々の参戦だった。当時はライデンリーダー(笠松)以来12年ぶりの地方馬による桜花賞挑戦、南関東馬としては初の快挙と大いに注目を集めた。

 盛岡の芝重賞(2着)からJRA500万(3着)と段階を踏んで芝路線に臨んだ母とは違い、エミーズパラダイスは初芝でいきなりの重賞挑戦。未知数の芝適性も含めてハードルは高いが、調教パートナーの佐藤太騎手は「馬がしっかりしてきたし、最近では一番の出来。バネがあってフットワークは芝向きなので、ダートより走りそうな感じもする」と期待を寄せている。

 3歳秋に調教中の事故で引退を余儀なくされた母。一時は繁殖入りすら危ぶまれた大ケガだったが、その初子が夢の続きを引き継ごうとしている。(秋田 麻由子)

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2012年2月10日のニュース