【京都記念】条件馬でもロードオブザリング不気味

[ 2012年2月10日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・栗東=9日】常識的には無理だ。条件馬をG2で狙えない。京都記念のロードオブザリングは前走、準オープンで4着に敗れた。それでも井上は笹田厩舎へ。この馬なら2着や3着がある。昨年の京都記念は5着。笹田師は歯切れが良かった。「素質的にはオープンでやれると思う。でも、まだ背中とか腰がちょっと緩い。それに精神的に甘いところも」と語る。振り返れば青葉賞14着は輸送で環境が変わり24キロ減。このあたりがメンタル面の甘さ。あれからキャリアを積んだが「そんなに成長はない」と続ける。

 ただし、2走前は4角で挟まれてブレーキがかかる競馬を「素質あるからこそ」勝った。前走は「目標にする相手の関係で直線大外へ。展開のアヤ」と振り返る。「京都は成績もいいし距離も最適。昨年はテン乗りの騎手で手探りの競馬だった。その点、今年は乗り慣れた(池添)謙一だから」。3連単のヒモ穴はこれだ。

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2012年2月10日のニュース