【中山金杯】コスモスV8だ!!重賞連覇へ仕上げ万全

[ 2012年1月4日 06:00 ]

<中山金杯>坂路単走のアドマイヤコスモス。軽快な走りで新年重賞1番乗りを目指す

 12年のJRA重賞第1弾・中山金杯で主役を務めるのはアドマイヤコスモス。JRA復帰後は5連勝。公営・名古屋での2勝を加えれば、目下7連勝中。最終追いでも重賞初Vを飾った前走時を上回る動きを披露。重賞連勝へ万全の仕上げだ。

 年が明けてもその勢いは止まらない。JRA復帰後は破竹の5連勝、公営・名古屋時代(ダートで2連勝)を含めると目下7連勝中のアドマイヤコスモスが軽快なフットワークで坂路を駆け上がった。

 昨年暮れの29日に坂路で4F50秒6としっかり負荷をかけられているため、レース2日前のこの日は4F57秒9でしまい重点。残り2Fから仕掛けられて、13秒8~12秒6をマークした。リズムの良さを確認した橋田師は納得の表情で振り返った。「しまいだけ少し伸ばす程度。先週の動きを見ても、前走時より今回の方が追い切り内容は良かったね」と十分すぎる手応えを明かした。

 重賞初制覇を飾った前走の福島記念よりも出来はさらに上向き。トレーナーは連勝中にも一戦ごとの成長を感じ取っている。「少しずつ競馬が上手になっているし、フラフラするところがなくなってきた。確かに相手も強くなっているけど、この馬も強くなっているから」と頼もしげに語った。だからこそ、初めてとなる中山コースにも「器用だから大丈夫だと思うよ」と不安は一切なし。ハンデ57キロに関しても「(この重量は)これまでも背負ってきているからね。これぐらいのハンデにはなるだろうと思っていた」と泰然自若の姿勢は変わらない。

 中央復帰後の5戦で全て手綱を取ってきている主戦の上村も思いは同じだ。「ポテンシャルはかなり高いと思う。まだまだ秘めているものを持っていますよ」と伸びしろの大きさを強調した。ゆくゆくはG1戦線に加われるだけの器。2012年をさらなる飛躍の年とするためにも、ここで連勝を止めるわけにはいかない。

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2012年1月4日のニュース