【朝日杯FS】ヘイロー後藤「完成度の高い馬」

[ 2011年12月16日 06:00 ]

<朝日杯FS>ダッシュ力があるトウケイヘイロー

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「キーマンの懐へ」は朝日杯FSでトウケイヘイローに騎乗する後藤浩輝騎手を直撃した。

 ――トウケイヘイローには前走(くるみ賞1着)で初騎乗。レース前のイメージは?

 後藤 その前のレース(カンナS3着)が後ろからの競馬だったので、スタートダッシュの鈍い馬かと思っていました。

 ――スタートのうまさはレースへ行ってから分かった?

 返し馬の時にガツンと来たので、その時点でイメージと違うと分かりました。実際、競馬でも絶好のスタートを切ってくれました。

 ――2着のレオアクティブは直後に重賞勝ち。3、4着馬もすぐに勝ち上がりました。

 あのメンバーを相手にレコードで勝ったのは自信になります。特にその後のレオの勝ちっぷりが良かったので、それを物差しにすればかなりやれるかと思います。

 ――ただ、直線では手前(軸脚)をコロコロ替えていました。

 抜け出してからは遊ぶ感じでしたから…。それだけ余裕があるということなので不安材料にはなりません。

 ――新潟2歳S(7着)は負けたものの、一連の競馬ぶりを見ていると1600メートルはむしろ良さそうですが。

 あまり長いところはどうか?という気がするけど、マイルまでなら先々まで楽しめると思います。

 ――中山コースは?

 器用さがある馬なので、その点はむしろ歓迎でしょう。特に中山を経験しているのも好材料です。中山1600メートルはスタートが大事で、そういう意味でもこの馬のダッシュ力は武器になると思います。

 ――今回も好スタートから抑える形?

 それは枠順もあるのでまだ分かりません。ただ、あまり外は回りたくないので、ある程度良い位置で競馬がしたいとは考えています。

 ――2戦目以降1戦ごとに体が増えているのも好材料。

 ドシッとした感じだし、また増えているかもしれないけど、この時期だから減るよりも良いでしょう。中間も順調と聞いているし、古馬みたいに完成度の高い馬なので、いい勝負をしてくれると信じています。

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2011年12月16日のニュース