【新潟新馬戦】まさに“旬”だ!クラヴェジーナ

[ 2011年7月21日 06:00 ]

坂路で追い切るクラヴェジーナ

 今が旬、とばかりスペイン語で「なでしこ」の意味を持つ名前のクラヴェジーナ(牝=音無、父アグネスタキオン)が24日の新潟芝1800メートルでデビュー予定。最終追い切りは極悪馬場の坂路で4F55秒2~13秒5。音無師は「まだ体を持て余しているし、ちょっとモタモタしてる」と苦笑いを浮かべるが、これも期待の大きさゆえ。その後にこう続けた。

 「今のうちの2歳で一番動いているのはこの馬。牝馬だけれど、軽さというよりはパワータイプだな」

 その馬力の源は母系譲りだろう。母の半兄グレイスワローは愛ダービーなどを制した欧州の一流中距離馬。さらに、半兄ムーンリットレイクがキャリア1戦で挑んだ今年のプリンシパルSで2着に善戦したように、日本の軽い芝への適性も確か。指揮官は「テンションが上がらないし、使っていかないとダメなタイプかも」と慎重だが、逆にこれで結果を出せれば、来春へ向けグッと視界は開けるはずだ。

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2011年7月21日のニュース