【函館記念】キングトップガン、うなる末脚!

[ 2011年7月21日 06:00 ]

函館のWコースで併せ追い切るキングトップガン(手前)

 前走のG2目黒記念勝ちで勢いに乗るキングトップガンの追い切りは函館のWコース。鞍上は本番同様に横山典。大きく先行させた3歳未勝利のコマノスクアーロを追走する形から、徐々にその差を詰め、最後は鞍上が反応を楽しむかのように1馬身半先着した。

 「馬が“ウオーッ”という感じでうなっていたね。ジョッキーもパワフルだね、と言っていたよ。輸送も含めて本当に順調に来られたと思う」。鮫島師は横山典の感触を聞いてから満足そうに記者の輪の中に身を置いた。

 8歳となっての初重賞勝ちはまさに大器晩成の言葉通り。「この馬はこれまで骨片を取り除く手術を2回しているからね。クリーニングもしてから本当に良くなってきた。以前なら右前肢が“爆弾”だったけど、今はそうじゃない」とトレーナーも納得の出来。重賞連覇へ視界が一気に広がってきた。

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2011年7月21日のニュース