【京都新馬戦】クラウディア砂向き懸念も将来性◎

[ 2011年7月1日 06:00 ]

洗い場で体を洗うレッドクラウディア

 日曜京都5Rでデビューするレッドクラウディア(牝=石坂、父アグネスタキオン)が、2週連続の坂路好時計で評価急上昇だ。1週前が4F52秒1―12秒8、今週が4F52秒4―12秒7。手綱をとった浜中からも「牝馬にしては扱いやすいし、調教でも癖がない。攻めも動く」と景気のいい言葉がポンポンと飛び出した。

 今回の最大のポイントは芝1800メートルの条件だろう。というのも、曽祖母アピーリングストーリーに端を発する牝系はデュアルストーリー、アドマイヤベッカムなど砂の短距離馬がほとんど。浜中も「繋がちょっと立っている」とそうなる可能性を認める。もちろん、それを踏まえた上での芝中距離デビューは、将来性を買ってのことだ。

 古川助手は「少し硬いところはあるけれど、これぐらいの距離で走ってきてほしい馬。自己主張の強さも調教ではいい方に出ています」と勝ち負けを意識する。いい意味で期待を裏切れば、来春に向けて大きく視界が開けそうだ。

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2011年7月1日のニュース