【安田記念】池添“父子タッグ”でＧ１連勝だ！

＜安田記念＞ショウワモダンの回避で出走権が転がり込んできたシルクアーネスト

　【Ｇ１ドキュメント・２日】ダービーの感動と興奮がよみがえってくる。オルフェーヴルとのコンビでダービージョッキーとなった池添の言葉には感謝、達成感、喜び…さまざまな感情が込められていた。栗東で柏原はあらためて心境を尋ねた。

　「凄く緊張したけどオルフェーヴルの背中にまたがったら落ち着いた。たくさんの人におめでとうって言ってもらって、食事に行った先でも知らない人におめでとうって言ってもらったり…。花もたくさん頂いて家が花だらけになっている（笑い）」

　昨夏のデビュー戦からコンビを組み続けたパートナーと歩むクラシック戦線はひと区切り。３冠制覇が懸かる秋、さらにその先へと可能性は広がっている。ジョッキー自身もまた新たな１歩を踏み出す。

　「１回ダービーを勝ったら、また勝ちたいって思う。ほかにも天皇賞とかジャパンＣとか海外のレースとか獲りたいＧ１はまだたくさんある。オルフェーヴルは秋に向けて順調に夏を越してもらいたいね」

　春のＧ１シリーズは今週も続く。安田記念はショウワモダンが回避、引退、父・池添師が手掛けるシルクアーネストが除外対象から繰り上がり、チャンスが回ってきた。東京マイルの前走・みらい賞を好時計で制してオープン入り。「詰めは甘かったけど、もともといいものを持っていたので。相手は一気に強くなるけど、出るからにはチャンスがあると信じて頑張る」と父子タッグで臨む大舞台を心待ちにしていた。