【フェブラリーS】有終Vへ池江郎師「馬の出来はピーク」

[ 2011年2月18日 06:00 ]

最後まで全力投球を誓う池江郎師

 バーディバーディを送り出す池江郎師は2月いっぱいで定年引退。メジロデュレン、メジロマックイーン、ディープインパクトなど数々の名馬でG1を勝ち続けた名伯楽も今回がラストG1だ。「いつも通りにやってきた。追い切りでしっかり負荷を掛け、馬の出来はピーク。ベストの状態で臨める」と力を込めた。

 馬事公苑騎手養成課程に入校して55年。「無我夢中でやってきて、ハッと気づいたら70歳手前だった。まるで夢のようだ。山も谷もあったが充実していた」と静かに語った。「引退という言葉は使わない。調教師という立場から替わるだけで、第2の人生も競馬のために貢献したいから。馬のことについては多少は知識を得たつもりだよ」と話すように、競馬への愛情は少しも冷めてはいない。残された時間はあと2週。池江郎師は最後のG1に、その炎を燃やし尽くす。

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