ブエナ“世界制覇”へ!3・26ドバイWC参戦

[ 2011年1月25日 06:00 ]

笑顔で乾杯する年度代表馬・ブエナビスタの(左から)生産者ノーザンファームの吉田勝己氏、調教師の松田博資氏、馬主の(有)サンデーレーシングの吉田俊介氏

JRA賞授賞式

(1月24日)
 2010年度JRA賞授賞式が24日、関係者420人を集めて都内のホテルで行われた。年度代表馬に輝いたブエナビスタ(牝5=松田博)はオールウエザーのドバイワールドC(3月26日、メイダン競馬場)に出走することが関係者の話で分かった。昨年は芝のシーマクラシックで2着に惜敗したが、パワーアップした名牝が世界最高賞金レース制覇を目指す。

 年度代表馬を獲得した女傑の次なる目標は、ドバイWCを制しての世界一。授賞式の壇上で吉田勝己・ノーザンファーム代表は「ブエナビスタにはドバイWCに行くという凄い目標がある。このタイトルが獲れたら最高」と決意を語った。

 これを受けた松田博師も「2週間くらい前に現地へ入ることになるだろう」と見通しを語った。ただ、秋3戦でコンビを組んだスミヨンは欧州での契約の関係でワールドCには優先騎乗馬がいる。昨年も同様の状況となって、シーマクラシックの手綱はペリエが取った。今年も欧州の騎手を新たに探すことになる。

 吉田代表は「オールウエザーは芝とさほど変わらない。直線の長いコースもブエナにはピッタリじゃないかな。こういう大舞台で勝たないと競馬が盛り上がらないからね」と楽しみな様子。有馬記念2着後も順調に調整されており、既に坂路で乗り込まれている。

 昨年のシーマクラシックはダーレミにわずか3/4馬身及ばなかった。今年はレースを替えて真っ向勝負。ドバイWCでの日本馬は、01年トゥザヴィクトリーの2着が最高。ブエナビスタにはそれ以上の着順、堂々たる世界制覇を期待したい。

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2011年1月25日のニュース