【ラジオNIKKEI杯】マイティ計算通り

[ 2010年12月23日 06:00 ]

ショウナンマイティは坂路を駆け上げる

 2歳馬の登竜門レース「第27回ラジオNIKKEI杯2歳S」。最終追いにも大器の片りんは感じられた。ショウナンマイティは坂路でしまい重点。ラスト1Fは12秒4と、しっかり伸びた。見た目に速さを感じさせない。これは一流馬の要件でもある。手綱を取った浜中は自信のコメントだ。

 「瞬時に反応しているし動きは良かった。無事に来てくれているので結果はついてくると思っている」
 デビュー2連勝は後方から突き抜けてのV。特に前走・萩Sは上がり3F33秒6の末脚。その威力をジョッキーが「一気にギアが上がる。そしてその脚が持続する」と表現する。今回も末脚を信じ、腹を据えて勝負に臨む。「内回りだからどうとか、距離が延びてどうとか関係ない。持ち味を出す競馬をすれば、としか考えていない」。レース当日に22歳となる若武者は、クラシック級とホレ込む逸材とまさに心中する構え。
 開業4年目、41歳の梅田智師はじっくり間隔を空けてここ目標に仕上げた。コースと坂路を併用して「テンションを上げないようお釣りを残して」と計算通り。出世レース制覇へ向けて手応えは十分だ。

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2010年12月23日のニュース