【中日新聞杯】トゥザグローリー上昇一途11秒5

[ 2010年12月9日 06:00 ]

ポリトラックコース、ニルヴァーナとの併せ馬で追い切るトゥザグローリー(左)

 休み明けから中1週、中2週と来て、今回もまたマイルCS7着から中2週で中日新聞杯。これだけ間が詰まっていてもトゥザグローリーの追い切りはヘコたれるどころか、さらなる上昇を感じさせる気配の良さだ。坂路1本の後、ポリトラックでの追い切りは稽古駆けするニルヴァーナ(7歳オープン)と併せて6F78秒1、ラスト1F11秒5で首差先着だった。池江助手の感触がいい。

 「使ってきているし、けさは上がり重点。ハミを掛けただけでいい時計が出たね。元気いっぱいだよ」
 新馬勝ち以来のマイルとなった前走は流れに乗り切れず4コーナーでは17番手のポジション。そこから大外を回って勝ち馬と0秒5と差をよく詰めている。2000メートルへの2F延長は間違いなくプラス。池江助手が続ける。
 「強い3歳世代の中でいい競馬をしていたからね。今は具合がいいし今後のために賞金を加算したい」
 いつかまた大舞台へと期待される好素材。まずは1つタイトルを手にするか。その思いを背負って師走の小倉に乗り込む。

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2010年12月9日のニュース