【ローズS】オウケンサクラ、内田も好感触

[ 2010年9月16日 06:00 ]

内田騎手が乗り、坂路で追い切られたオウケンサクラ

 美浦から新パートナー・内田が駆け付けたオウケンサクラは坂路で単走。派手なパフォーマンスはあえて封印しサッと追ってきた。最初の1Fが15秒8と抑える形。そこからスムーズに加速していく。全身バネのような柔らかい身のこなしで駆け上がり、刻んだタイムは4F54秒8~1F12秒6。ラスト重点でしっかり伸びてきた。内田の感触がいい。「いい動きだったよ。しっかりできていると思う。センスが良さそう」

 春は桜花賞2着、オークス5着。オークスは音無師が「出負けしたのが誤算」と振り返るように思惑通りに運べない状況での掲示板確保だった。「最後の1冠こそ」という思いは、厩舎スタッフの誰もが胸に秘めている。
 動きを見届けた音無師は現状をこう伝えた。「テンが遅くなったけど、そのあたりは想定内。先週、速い時計(4F50秒2)を出しているからね。本番は先だし八分くらいの仕上がりでいいんじゃないかな」。ここは次の秋華賞を見据えた前哨戦。良化の余地を残す段階だとしても、実績からして初戦から注目すべき存在には違いない。

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2010年9月16日のニュース