【金鯱賞】アーネストリーが完勝「精神面で成長」

[ 2010年5月30日 06:00 ]

 土曜京都メーン・金鯱賞は1番人気アーネストリーが完勝。宝塚記念(6月28日、阪神)へ弾みをつけた。2着に1馬身1/4差をつけたが、佐藤は満足していない。「これぐらいの時計なら楽に走れる。まだ集中していなかったしまだまだの走り方」。それだけこの馬にかける期待の大きさの表れだろう。中京記念の直前に蹄底欠損のアクシデント。そこから驚異的な回復力で復帰。佐々木師は「負ける気がしなかった」とひと言。そして「随分、タップ(ダンスシチー)の域に近づいたね」と、かつて金鯱賞を3連覇した先輩馬を引き合いに出した。「精神面で成長した。もう少しどっしりすれば完成する。その点、G1へ向けて上積みがあるかな。あとは無事に。将来的には米遠征も考えている」と力を込めた。

 ◆アーネストリー 父グラスワンダー 母レットルダムール(母の父トニービン)牡5歳 栗東・佐々木厩舎所属 馬主・前田幸治氏 生産者・北海道新冠町ノースヒルズマネジメント 戦績15戦7勝 総獲得賞金2億2427万1000円。

続きを表示

2010年5月30日のニュース