【天皇賞・春】浜中納得!テイエムアンコール12秒1

[ 2010年4月29日 06:00 ]

<天皇賞・春追い切り>浜中俊騎手を背に追い切るテイエムアンコール

 テイエムアンコールの最終追い切りはCWコース。手綱を取った主戦・浜中は馬上でピクリともしない。

 「マジメ過ぎるので時計が出てしまう。きょうは、“なるべくセーブして負荷が掛からないように”との指示。うまく乗れました」
 浜中は納得の笑みを浮かべた。燃えすぎる気性を考慮して終始馬なり。それでも6F82秒6~3F37秒4から1F12秒1を刻む脚勢は、やはりG2ウイナー。距離延長にも鞍上は馬への信頼を見せる。
 「あとはいかに折り合えるか。状態はメチャクチャいいですよ。大阪杯の時も良かったですけど、さらに良くなってる」
 昨年の菊花賞をスリーロールスでぶち抜いた浜中は淀の長丁場にいいイメージしかわかないという。「(マヤノ)トップガンが勝った春の天皇賞(97年)にすごく興奮した。師匠(坂口正大師)と同じレースを僕も勝てたら…」と夢を膨らませる。04年の北海道オータムセール、わずか745万円で競り落とされたアンコールがどでかい仕事を成し遂げる可能性は十分だ。

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2010年4月29日のニュース