絶好3枠!高橋貢、王者の貫録

[ 2009年12月27日 06:00 ]

マシンを調整する間に笑顔を見せる高橋貢

 SG「第24回スーパースター王座決定戦」が27日、船橋で開幕する。初日トライアル(11、12R)で注目されるのが4日に前人未到の150Vを達成した、12R出走の高橋貢(38=伊勢崎)だ。

 高橋貢は枠番抽選の選択順位で2位となり、絶好の3枠を手中にした。「(枠は)内寄りならいいと思っていたけど、初戦なのであまり気にしていない」と余裕の表情。通算150Vの新記録を打ち立てた3節前の地元伊勢崎一般戦から新車「Fウルフ」に乗っており、「前節の最終日は一番いい状態になっていたけど、まだ上があると思っている。地元のままで乗ってみて状態を確かめながら調整していきたい」と着実に手応えをつかんでいる。
 6月に当地でG1プレミアムCを制して通算V回数を歴代1位タイの「149」とした。しかし、そこから5カ月以上も足踏み。11月の地元伊勢崎の日本選手権でも優出3着と不完全燃焼のレースが続いていたが、記録のプレッシャーから解放されたことで今シリーズはスッキリとした気持ちで臨めるはずだ。
 「パーツは地元で扱ってきた」とセッティングだけでレースに集中できそうな高橋貢。きょう初日12Rで、いきなり王者の貫禄を見せつける。
 当地では初めてとなるスーパースター開催。その記念すべきシリーズに向け、リズムを上げて臨むTR戦出場選手が目立った。高橋貢とともに前節優勝から参戦の池田と有吉は早くも戦えるレベルで、さらなる上積みに意欲的だ。片平、中村、平田、佐々木らも大幅な調整は考えていない様子。対照的に、今年のSGを勝っている永井と木村はひと息の表情だったが、本番までにはしっかり合わせてくるはずだ。

 ◆トライアル(TR)戦 昨年からTR戦の勝ち上がり方法が変更となった。基本的なシステムは昨年と同じで、前半3日間(27~29日)の各11、12RでTR出場16人がそれぞれ3走する。3日間の得点上位8人が最終日(31日)の「王座決定戦」に進出。下位8人は4日目(30日)の「順位決定戦」終了後に参加解除となる。したがって、4日目と最終日は11R制で争われることになる。なお、初日11R2、4、6、8着と同12R1、3、5、7着の8人が2日目11Rへ、初日11R1、3、5、7着と同12R2、4、6、8着の8人が2日目12Rに出走する。

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2009年12月27日のニュース