【菊花賞】セイクリッドバレー上積み間違いない！

セントライト記念を叩いて上昇のセイクリッドバレー

　秋を迎えての充実ぶりにセイクリッドバレーの高橋裕師は顔をほころばせた。「良くなった。１０キロぐらい体重も増えているんじゃないか。レースを使うたびに良くなるタイプなんだ」

　夏の信濃川特別１着後、短期放牧を挟んだセントライト記念は積極的に５、６番手でレースを運び、ナカヤマフェスタに半馬身差の２着。「前走のようなレースを、前からしたいと思っていた。助手の話では追い切った後も以前より掛からなくなったというし、精神的にも成長してきたね」
　晴れのＧ１舞台でも、自然体で流れに乗る作戦。前日輸送は夏の新潟で経験済み。「輸送は気にする馬ではない。初めての京都も大丈夫。放牧明けを叩いた分、間違いなく上積みがあると思うよ」。セントライト記念２着の関東馬はトーホウシデン、ホオキパウェーブが本番でも２着。確実に成長した上がり馬が首位争いに割って入る。