第47代菊花賞馬メジロデュレン逝く

[ 2009年10月20日 06:00 ]

1986年の菊花賞で勝ったメジロデュレン(手前、後方はダイナガリバー)

 86年菊花賞、87年有馬記念を制したメジロデュレン(牡、父フィディオン、母メジロオーロラ)が15日、老衰のため、けい養先の長野県佐久市のスエトシ牧場で死んだ。26歳だった。

 G1・4勝馬メジロマックイーンの4歳上の兄で、栗東・池江泰郎厩舎からデビュー。通算21戦、すべて村本善之騎手(現調教助手)とコンビを組み、86年菊花賞ではダービー馬ダイナガリバーを破り優勝。87年有馬記念では10番人気の低評価を覆してG1・2勝目。88年有馬記念5着を最後に種牡馬生活に入り、94年乗馬に。乗馬引退後の04年から功労馬としてスエトシ牧場で余生を過ごしていた。通算成績21戦6勝。総獲得賞金は2億5341万6600円。同牧場の藤原直樹専務は「ウチに来てからはのんびりと放牧を楽しみ、見学に来られたファンの方にも愛され、穏やかな余生を送っていました。皆さまのおかげで一生を全うすることができ、心から感謝いたします」と哀悼の意を表した。

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2009年10月20日のニュース