【関屋記念】全開トゥーレ!全開51秒5

[ 2009年8月6日 06:00 ]

<関屋記念>長いブランクを感じさせない動きをみせたキャプテントゥーレ

 皐月賞馬が復帰初戦からエンジン全開だ。関屋記念が1年4カ月ぶりとなるキャプテントゥーレ。坂路の最終追いでは、休養前と変わらない鋭い動きで万全の仕上がりをアピール。久々の実戦でも能力を発揮する。

 皐月賞V以来、約1年4カ月ぶりの実戦となるキャプテントゥーレ。注目の最終追い切りは坂路単走。前半2Fを14秒4、13秒0に抑えると3F目からグ~ンと加速。ステッキこそ入らなかったものの、いっぱいに追われた後半2Fを11秒9~12秒2にまとめて4Fは51秒5。開門直後の走りやすい馬場とはいえ、G1馬の脚力を見せつけた。
 高水準の時計は何も今週だけではない。先週までに4F50~52秒台を計5本。それ以前の準備段階にあたる“15―15”(1F15秒台の調教)も含めれば相当な量を乗り込んできた。徳江助手は「放牧先と山元トレセンで慎重に時間をかけて乗り込んでもらったおかげ。帰厩した時は、ある程度、体ができていた。頭を上げてしまうようなフォームになっていないし、骨折の影響はなさそう」。芦毛の馬体をすっきり見せ、スピード感あふれる走りは昨年の春と変わらない印象だ。
 「1年もたった感じはしないね。馬体重は470キロぐらい。レースでは460キロ台に(皐月賞は446キロ)。体高はそんなに伸びてなくて幅が少し出た程度。稽古では以前と同じで動いている。これだけ長く休んでいるから、競馬に関しては走ってみないと分からない部分が大きい。でも、秋のことを考えれば、ここは問題なくクリアしてほしいね」と期待する。
 ここまで皐月賞、デイリー杯2歳Sと重賞を2勝。しかし、秋に王道路線を歩むとすれば除外の不安がないように収得賞金を加算しておきたいところ。それが可能な資質は十分に備えている。徳江助手が「血統的にも、おそらくベスト」とみるマイル戦で、ド派手に復帰戦を飾る。

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2009年8月6日のニュース