G1好走馬が出られない…出走決定順って変だよね

[ 2009年8月6日 08:43 ]

 【東西ドキュメント 美浦5日】朝一番、無事に追い切りを済ませたエフティマイアの鹿戸雄師の表情がさえない。坂路で4F53秒3。見た目にも素晴らしい動きなのに…。出走馬決定賞金順が“補欠2番目”で出走が絶望的なのだ。

 「本数も十分こなしてきたし、体も4日の計量で455キロ(前走・エリザベス女王杯13着時は440キロ)で仕上がっている。関屋記念を目標に、ここまで待ったのに(選定方法が)おかしいよね?」
 小田も同感だった。昨春の桜花賞、オークス連続2着の実力馬。重賞では過去1年の賞金が重視されるゆえの悲劇だが、G1路線を歩んだ馬は簡単に賞金(重賞なら2着以内)を加算できないのはやむを得ない話。半面、オープン特別や条件戦を勝ってきた馬が胸を張って出られるのだ。新潟2歳Sを制した思い出舞台で再び、その雄姿が見られるのか。

続きを表示

2009年8月6日のニュース