東から本音　万哲は見た！京成杯はビスティーに要警戒

　【東西ドキュメント　美浦１３日】マイナス２度まで冷え込んだ極寒の美浦トレセン。小田は体を震わせながら、北馬場のスタンドに飛び込んだ。尾形師の周りが暖かいのは、ストーブの効果だけではない。１１日の中京は３勝の固め打ちで一躍全国リーディング首位へ。しかも、メーンの名鉄杯は７歳牝馬ニシノナースコールが２年３カ月ぶりの劇的Ｖ。「本当に長い間、頑張ってくれたよ。賞金的にＯＫなら、エンプレスＳ（２月２５日、川崎）を最後に引退させます。きっといい子を出してくれると思う」。Ｇ１秋華賞でも３着に頑張った愛馬の“第２の人生”に早くもエールだ。

　今週に目を移せば、京成杯にファインビスティーがエントリー。「中山の芝は時計が掛かってきたし、新馬（２着）を見ても芝がまるっきりダメというわけじゃない。ええ、使う気満々です！！」。今の尾形厩舎の勢いは侮れない…。小田はビスティーは要警戒と踏んでいた。