東京本社は高橋に◎/スピード王決定戦

[ 2009年1月14日 06:00 ]

 浜松オートのG1「第50回スピード王決定戦」(優勝賞金400万円)は14日、12Rで優勝戦(8周=4100メートル)が争われる。準決12Rも制して4戦全勝とした池田に完全Vの期待が懸かるものの、本社本命は池田の内に組まれた高橋を指名。まだエンジン面で納得しているわけではないものの、レース内容の良さにロッカーでは明るい表情をのぞかせていた。池田の仕掛けを封じて、すぐ内の有吉についていく展開がベスト。たとえ後方からでも力強く追い込めるパワーが備わっているとみた。

 ポジションは厳しい池田だが、今シリーズの勢いを考えるとやはり侮れない。準決でやや下降していたパワーが序盤のレベルに戻ってくれば逆転も十分だ。スタート力を生かす有吉と伊藤信が主力両者を脅かす存在。いずれも前で粘れるパワーに仕上がっている。
 ▼平田雅崇=乗りやすくていい手応え。微調整くらいで朝に乗ってみる。もう少し手前を良くしたい。
 ▼佐々木啓=コーナーの感じはいいけど、立ち上がりの行き足がひと息。キャブをやって夕練してみる。
 ▼伊藤信夫=バネをやったら良くなかったので戻して、電気を扱った。少し上向いていると思う。
 ▼木村武之=回転の上がりが遅いままで滑る。ただ、エンジン自体は初日後にクランクを交換して上向き。
 ▼有吉辰也=試走が出ないのは不安だけど、レースでは内に向くし外も使える。タイヤも不安がない。
 ▼高橋 貢=重さが解消されていなくて手前で開けてからワンテンポ遅れる感じ。でもタイムが出ているし、内容はまずまず。
 ▼池田政和=エンジンは少し落ちている。初日がベストだった。手前から持っていく感じが良くない。
 ▼浅田真吾=準決はスタートで浮いたけど、伸びていたし流れ込みも十分。あとはキャブとヘッド周りで合わせていきたい。

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2009年1月14日のニュース