ブロッケン2番に思わずニッコリ/ダービー

[ 2008年5月30日 06:00 ]

厩舎周りを運動するサクセスブロッケン

 史上11頭目の無敗のダービー馬を目指すサクセスブロッケンは、過去10年で2頭の優勝馬(99年アドマイヤベガ、06年メイショウサムソン)を出している2番に決定。投票所を訪れた田代助手は「いいね。距離ロスがないし流れに乗りやすい」と思わず笑顔だ。

 29日は軽めの運動でクールダウン。藤原英師は「古馬のG1ならいきなり芝に挑戦したりしないが、高校生(3歳馬)同士なら土のグラウンドから芝に替えても追いつける」という。
 幼少時は脚部が弱く、競走馬になるのは無理と思われた時期もあった。その点を考慮して負担のかからないダートを選び、白星を4個並べた。2戦目の黒竹賞では中山の出張馬房が確保できず、栗東~美浦~中山の“2段輸送”もクリアしたブロッケンは30日に東京入りする。ヴィクトリアマイルを制したエイジアンウインズと同じ金曜輸送。G1初制覇で意気上がる厩舎の勢いを、競馬の祭典にぶつける。

続きを表示

2008年5月30日のニュース