五輪対決 渡辺が北津留を下す

[ 2008年5月12日 06:00 ]

 第17回寛仁親王牌(7月5~8日、前橋)の出場権とシード権を懸けた「第55回全日本プロ選手権自転車競技大会」が11日、奈良競輪場で行われた。

 1キロタイムトライアルは稲垣裕之(30=86期)が「4秒台前半を出したかったが、屋外のベストタイム」で初優勝。「目標のG1初制覇への近道」という初日・理事長杯のシード権を獲得した。スプリント決勝は北京五輪代表選手の渡辺一成(24=88期)と北津留翼(22=90期)の対決となったが、渡辺が2―0で昨年に続いて優勝。「北京五輪では何色でもいいからメダルを狙いたい」。北津留とともに今後は本業の競輪を離れてメダル獲得を目指す。
 ケイリンは武田豊樹(34=茨城)が最終ホーム3番手からカマして優勝。「理事長杯の権利を獲得できてうれしい」と同種目3連覇の喜びを語った。
 稲垣と武田は理事長杯、また1キロタイムトライアルとスプリントの2~3着、チームスプリント優勝の四国チーム3人、ケイリンの2~8着は初日の特別選抜予選にシードされる予定。
 なお、北京五輪代表選手の伏見、長塚、渡辺、永井、北津留の5人は寛仁親王牌には出場しない。

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2008年5月12日のニュース