鮮やか差し 湯川浩司“東京湾杯”制す

[ 2008年3月21日 06:00 ]

 平和島競艇のG1周年記念「第53回トーキョー・ベイ・カップ」は20日、最終12Rで優勝戦が争われた。レースはカド4コースから鮮やかにまくり差した湯川浩司(大阪=28)がそのまま先頭ゴール。1着賞金750万円を獲得するとともに通算17回目、当地2回目、今年初、特別レース5回目(SG2、G1・3)の優勝を飾った。1番人気の上滝和則は1M意地の先マイで残し、2Mで飯山泰を差して2着を守るのが精いっぱい。1Mで最内を差した飯山が3着だった。

 最終日は全レースで安定板を使用。強いホーム向かい風のコンディションは、インの上滝よりもダッシュ戦の湯川へ間違いなく有利に働いた。それでも「1Mは思ったより冷静に回れたし展開も良かった。バックでも追いついた」と節一クラスのパワーに加えて平常心を保ち続けたことを強調。そんな姿には、艇界トップクラスで戦い続けていくという自覚がにじみ出ていた。25日開幕のSG総理大臣杯(児島)に向けても「今シリーズは気合を入れ直して乗り込んできた。結果も出たし最高のリズムで行ける」とさらに自信を深めた湯川。瀬戸内の大舞台でも快速ぶりが見られそうだ。

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2008年3月21日のニュース