ポルト3連勝へ文句なし/アーリントンC

[ 2008年2月28日 06:00 ]

雪が舞うDWコースを疾走するポルトフィーノ

 「第17回アーリントンC」(3月1日、阪神)の追い切りが27日、美浦、栗東両トレセンで行われ、デビュー2連勝中のポルトフィーノが迫力満点の走りを披露した。DWコースで単走追い。均整の取れた馬体を弾ませ、馬なりのまま1F12秒6でフィニッシュした。

 「折り合いに専念した予定通りの追い切り。この中間は(引っ掛かりやすい)坂路ではなくEコースで調整し折り合いをつけることに注意してきた。賢い馬だからその効果は出ている」。酒井助手のジャッジも文句なしだ。8カ月の休み明けの上、直前の追い切りもチグハグとなったが前走・エルフィンSは後続に2馬身半差の楽勝。昨年、厩舎の先輩ウオッカが勝った牝馬オープン特別をウオッカに劣らぬ強さで突破した。そんな前走より、はるかに臨戦過程は好転。ここも桜花賞への通過点にすぎない。
 「牡馬と走るのはいい経験になるし、凄いスピードがあるので強い相手の方がかえって競馬がしやすいんじゃないかと。相当期待している馬ですから」。母エアグルーヴ、祖母ダイナカールが逃した桜の女王の座へ無傷の3連勝で前進する勢いだ。

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2008年2月28日のニュース