【名人戦】藤井聡太名人 まさにマジックで3連勝 最後は35手詰めで4連覇王手

[ 2026年5月8日 19:42 ]

名人戦第3局2日目に臨む藤井聡太名人(日本将棋連盟提供)
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 藤井聡太名人(23)=王将など6冠=が糸谷哲郎九段(37)の挑戦を受ける第84期名人戦7番勝負第3局は8日、石川県七尾市「のと楽」で2日目が指し継がれ、午後6時11分、後手・藤井が130手で勝利した。シリーズ成績を3勝0敗として4連覇へ王手をかけた。

 「ゆっくりしていると位の価値が高い。本譜、作戦負けかと思った」

 糸谷の誘導で相雁木(がんぎ)へ進み、その先手は右王から天王山へ歩を伸ばし、右銀も送り込む高い陣形を敷いた。対して藤井陣は飛車角が1段目。大駒が活用できず、終局後の回想もうなずける1日目となったが互角の形勢で迎えた82手目、糸谷を「思考が飛んでしまった」と嘆かせた妙手を繰り出した。

 何の利きもない藤井角の頭への打ち歩で、糸谷銀に取らせることでその銀取りにさらに自陣桂を放った。藤井自身この82手目では当初、1筋の歩成が自然と考えたそうだが、「その後、中央を制圧されて苦しい。リスクを取って呼び込む形でも、反発力ある形を選ばないといけないかと思った」と述懐。糸谷の言葉を借りればまさに「藤井マジック」で主導権を奪い返した。

 藤井は3月の第75期王将戦第5局(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社特別協力)から全てタイトル戦を8連勝。王将戦、棋王戦のダブルカド番を脱して復活し、この日も最後は35手詰めの即詰みに討ち取った。

 「本局は積極的な指し方ができなかった。次局は一手一手しっかり考えてよい将棋を指したい」

 これで名人戦は3期連続開幕3連勝。それでも第81期の初挑戦も含め、まだストレート獲得は果たせていない。16、17日、本拠地・大阪府高槻市で指される第4局で自身初を目指す。

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