なぜ?28年大河「ジョン万」も高知が舞台「らんまん」「あんぱん」に続き6年で3回「ロケ大賞」全国1位

[ 2026年5月5日 10:30 ]

2028年のNHK大河ドラマ「ジョン万」の主演を務める山崎賢人
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 再来年2028年のNHK大河ドラマは、日本人として米国大陸に初上陸したジョン万次郎こと中濱万次郎を主人公とした「ジョン万」。NHK連続テレビ小説「らんまん」(23年度前期)「あんぱん」(25年度前期)に続き、再び高知県が国民的ドラマ枠の舞台となる。6年間で3度目とハイペース。なぜ高知が選ばれるのか。理由を探った。

 俳優の山崎賢人が主演を務め、21年度後期の朝ドラ「カムカムエヴリバディ」などの藤本有紀氏が脚本を手掛ける大河ドラマ通算67作目。山崎は大河初出演にして初主演。藤本氏は12年「平清盛」以来16年ぶり2回目の大河脚本となる。

 万次郎が生まれたのは現在の土佐清水市。橋本敏男市長は「長年の夢が現実のものとなり、感無量!来年はジョン万生誕200年の節目に当たり、いい流れが出来上がりました。この流れを確かなものとするため、プロモーション対策推進室を早急に立ち上げ、陣容を整えたいと考えています。主演は山崎賢人さん。今をときめく大スターの抜擢に心が踊ります。必ずや“ジョン万スピリッツ”を演じ切ってくれるものと期待しています」と喜びのコメントを寄せた。

 ジョン万次郎資料館(同市)の土居京一館長によると、08年の大河「篤姫」にジョン万次郎(勝地涼)が登場したのを機に「ジョン万次郎を大河ドラマに」と署名運動がスタート。計約30万件の署名が集まる約18年間の誘致活動が実り、ついに“悲願達成”となった。

 植物学者・牧野富太郎をモデルにした「らんまん」の脚本家・長田育恵氏と、漫画家・やなせたかし夫妻をモデルにした「あんぱん」の脚本家・中園ミホ氏は今年2月、揃って高知県観光特使に就任。オンエア中も高知の観光PRに一役買ったが、高視聴率を記録し、反響を呼んだ朝ドラ2作の“財産”を今後も生かしていく。

 画面やスクリーンが映える風光明媚なロケ地、人情味あふれる土佐弁が作品をより魅力的なものに。「らんまん」「あんぱん」は俳優の西村雄正はが土佐ことば指導を担当した。

 日本唯一のロケ地情報誌「ロケーションジャパン」(地域活性プランニング)の副編集長・山中純子氏によると、毎年2月に授賞式が行われる「ロケーションジャパン大賞」で県・市町村を合わせて高知がノミネート・表彰に絡む回数はトップクラス。

 大河ドラマ「龍馬伝」(高知県)が第1回(11年)グランプリ、映画「県庁おもてなし課」(高知県)が第4回(14年)部門賞(行楽度部門)、連続テレビ小説「あんぱん」(高知県、南国市、香南市、香美市、芸西村)が第16回(26年)準グランプリを受賞。「県単体」の受賞回数(3回)は全国1位だ。

 「らんまん」「あんぱん」「ジョン万」とスパンを置かず、高知県が朝ドラ&大河の舞台に。山中副編集長は「幕末に外せない坂本龍馬をはじめ、高知県には偉人・著名人が多く、作品の舞台になりやすいのではないでしょうか。また、作品の誘致からその機運を観光振興につなげようと尽力している民間の住民が高知県内に多いことが、最近の盛り上がりの要因の一つ。実際、『ロケツーリズム協議会』の映像制作者とのマッチング大会に、民間の方々が積極的に参加しています」と分析した。

 漂流したジョン万次郎が米国本土に渡り、その後、帰郷したのは11年後。高知を舞台に大きな感動が紡がれそうだ。

 ◇雑誌「ロケーションジャパン」 最新号(5月15日発売)は劇場版「名探偵コナン ハイウェイの堕天使」の舞台・横浜を特集。舞台となった地域に聖地巡礼ブームが起きる「コナン」の魅力を探る。アニメ作品の表紙は初。

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