カヌー羽根田卓也 父への思いを背負い再起へ 原点の地・愛知で挑む「30年目の集大成」

[ 2026年5月2日 10:00 ]

2日放送のTBS「バース・デイ」はカヌー日本代表の羽根田卓也に密着する(C)TBS
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 2日深夜放送のTBS系「バース・デイ」(深夜0・58)は、カヌー日本代表の羽根田卓也(38=ミキハウス)に密着。父と歩んだ30年の競技人生と、故郷での再起にかける思いを追った。

 愛知県豊田市。矢作川で練習に打ち込むのは、カヌー・スラローム日本代表の羽根田。2016年リオ五輪でアジア勢初となる銅メダルを獲得し、日本カヌー界の歴史を塗り替えた。その後も第一線を走り続け、パリオリンピックまで5大会連続出場という偉業を成し遂げている。

 その栄光を支えたのが、父・邦彦さんだ。カヌー選手だった父の影響で、9歳から競技を始めた。毎週末、川に出かけて父からカヌーの楽しさを教わった。だが、競技の道は険しかった。高価な道具、莫大な海外遠征費。父は自分の息子たちのため、すべてを負担してくれた。

 高校卒業直後、羽根田は覚悟を決め、父に「ヨーロッパで練習させてください」と手紙を送った。この手紙を受け取った父は海外挑戦を快諾し、18歳の息子を異国・スロバキアへ送り出した。10年後、リオで銅メダルを手にした羽根田は、メダルを父の首にかけた。

 だが、近年の戦いは苦難の連続だった。2大会連続のメダルを目指した東京五輪では10位。続くパリ五輪では13位と、思うような結果を残せなかった。「引退」の二文字が頭をよぎる中、羽根田を現役続行へと突き動かしたのは、やはり父の存在だった。

 パリ五輪直前、体調を崩し応援ができなかった父。だからこそ、今年9月に故郷・愛知で開催されるアジア大会で戦う姿を父に見せたい。舞台となる矢作川は、父からカヌーを教わった自身の原点ともいえる場所。カヌーを始めて30年。父の前でアジアの頂点に立つこと――それが、羽根田が今見据えている真の「頂」だ。

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