講談協会が一般社団法人として船出 神田伯山ら所属の「日本講談協会」との協力にも前向きな姿勢

[ 2026年4月2日 05:30 ]

一般社団法人としての活動をスタートさせた講談協会の役員たち(左から)一龍斎春水事務局長、宝井琴調会長、神田香織副会長
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 一般社団法人として始動した講談協会が1日、都内で会見を行った。代表理事を務める宝井琴調(70)は「若手が胸を張って、一般社団法人の職員とお父さん、お母さんにも言えるようにしたい」と社団法人になった喜びを語った。

 これまでは任意団体として活動を行ってきた。ただ、任意団体であることから地方自治体の仕事を協会として受けられないなど、不利を被ってきた。「最近では落語立川流も法人化している。(講談協会では)若手がアパートを借りる時に不動産会社から任意団体だと、なかなか分かってもらえなかったり、保育所に入れる時も任意団体だと弱いということを聞いた。若手のために法人化を決めました」と説明した。

 昨年10月8日に法人として登記を行い、今月1日から法人としての活動をスタートさせた。「4月1日はある意味、『講談の日』と言っても過言ではありません」と新たな門出を祝った。

 東京の講談界には、人間国宝の神田松鯉(83)や弟子の神田伯山(42)らが所属する日本講談協会という、もう一つの団体が存在する。二つの団体は元々同じ組織だったが、91年に会長選挙の方法について異議を唱えた二代目神田山陽さん(2000年死去)が一部の弟子を引き連れる形で独立。新たに日本講談協会を設立した。その後も二つの協会は統合されることはなく、現在に至る。

 日本講談協会所属の講談師の多くが提携団体の落語芸術協会(芸協)にも加入しており、芸協の定席寄席にも出演している。

 この日は日本講談協会の新会長に神田昌味(55)、副会長に神田茜(60)が就任することが発表された。2人の名前を聞いた琴調は「相性は良いと思います。成功例があって、やりやすくはなっている。あちらが日本講談協会として、開いた講談会も大盛況とのこと。それはそれでやっていただいて、われわれはわれわれで、負けぬように頑張る。できたら両方で講談会もやりたい。講談を広めるためでしたら、両協会ともに努力を惜しまぬはずです」と協力に前向きな姿勢を見せた。

 「早速、昌味会長、茜副会長と一献酌み交わして、話し合ってみたいと思っています」と軽口も飛び出し、会場を和ませた。

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