「ばけばけ」興奮の復籍「雨清水トキ=丑三つ時」トキ由来が判明!CP語る命名裏側 初回伏線回収に驚き

[ 2026年3月11日 08:15 ]

連続テレビ小説「ばけばけ」第113話。松野トキ(髙石あかり)は雨清水家への復籍を知り…(C)NHK
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 女優の髙石あかり(23)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「ばけばけ」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は11日、第113回が放送され、怪談好きの主人公・松野トキが雨清水家の戸籍に戻り「私、雨清水トキ(丑三つ時)になるんだ」と喜ぶ姿が描かれた。怪談の冒頭によく使われるフレーズ「草木も眠る丑三つ時」や初回(昨年9月29日)の「丑の刻参り」からの“ロングパス伏線回収”。インターネット上で話題を集めた。制作統括の橋爪國臣チーフ・プロデューサー(CP)に舞台裏を聞いた。

 <※以下、ネタバレ有>

 「バイプレイヤーズ」シリーズやNHK「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」など会話劇に定評のある、ふじきみつ彦氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算113作目。松江の没落士族の娘・小泉セツと、その夫で日本の怪談を世界に紹介した明治時代の作家・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)をモデルに、怪談を愛してやまない夫婦の何気ない日常を描く。

 第113回は、レフカダ・ヘブン(トミー・バストウ)が日本人になるためには、江藤安宗(佐野史郎)の許可が必要。錦織友一(吉沢亮)の助力を得ようと訪ねたヘブンは、親友との再会を果たしたものの、協力を断られてしまう。失意の中、錦織の真意も分からず、トキとヘブンは困惑。その折、松野司之介(岡部たかし)と松野フミ(池脇千鶴)が雨清水タエ(北川景子)に会ってきたと切り出し…という展開。

 トキ・ヘブン・勘太の3人が雨清水家の戸籍に入ることを、タエは快く承諾。司之介とフミは勝手な真似をして、と謝るが、トキは突然、笑い出し「私、雨清水トキになるんだ」と興奮気味に語る。

 ヘブンとフミも気づき、司之介に「丑の刻」「クサキ」と教える。4人は声を揃え「雨清水トキ!(草木も眠る)丑三つ時!」――。

 皆で笑い終えると、トキは「松野だろうが、雨清水だろうが、父上が父上で、母上が母上なのは変わらん」と両親の手を取り、感謝を伝えた。

 セツさんは1868年(慶応4年)、松江藩士・小泉家に生まれ、生後7日で遠縁の親戚・稲垣家の養女に。1890年(明治23年)、鳥取の士族・前田為二と離婚し、小泉家に復籍した。1896年(明治29年)、ハーンと正式に結婚。同年、ハーンの日本への帰化手続きが完了し「小泉八雲」に改名した。

 史実に詳しい視聴者の中には、早い段階でトキがのちに雨清水家に復籍し「雨清水トキ(丑三つ時)」になると予想した人も。見事、的中した。

 橋爪CPは「トキには“今の時を大切に生きる”“その時その時を大事に生きる”という意味を込めています。セツさんと八雲の孫(長男・一雄の長男)の名前も“時”で、小泉家にとって大切な言葉なのでヒロインの名前にしたいと思いました」と役名の由来を説明。

 さらに、ふじき氏と“裏設定”を考え、名付け親は松野勘右衛門(小日向文世)に。「勘右衛門がトキをもらい受けて雨清水家から外に出た際、幸福を運ぶ鳥・朱鷺(とき)が一羽とまっていた、ということに決めました」と明かした。

 第105回(2月27日)の「リテラリーアシスタント(創作活動の手助け役)」と「見てられん足がすくんで」など、随所に言葉遊びで笑いを誘う今作だが、復籍した際に「トキの名前が草木も眠る“丑三つ時”になったらいいな、というダジャレ(笑)」。全体プロットを作る時点からのアイデアで「スタッフみんなで候補を出し合いました。最初の案は“牛水”でしたが、由緒正しい武家の高貴なイメージを出したかったので“雨清水”に。小泉と同じく“水”の漢字も入っていますし、なかなかいい名前になったと思います」と振り返った。

 同局「あさイチ」(月~金曜前8・15)の朝ドラ受け。博多華丸も「壮大な伏線じゃないですか。いや、気づかんかったー!」、博多大吉も「最初の頃、(雨清水は)変わった名前だなと思っていましたが、毎日見ているのにね(気づかなかった)」と驚きを隠さなかった。

 SNS上にも「壮大な伏線に膝を打ちました!全然気づかなかった」「丑の刻参りから始まったドラマの超絶遠投の伏線回収」「雨清水という姓までも伏線だったとは。恐れ入りました」などと驚きの声が続出。反響を呼んだ。

 次なる注目は「八雲」命名。どのように描かれるのか。

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