「練習してきたセリフも なんだかうまく言えない!」――痛いほど分かるその気持ちクマリデパート・鈴音リンが重ねた“かつての自分”

[ 2026年2月4日 07:30 ]

【画像・写真2枚目】「クマリはスマホ越しのスーパースターだった」――クマリデパート・鈴音リン 境界線を越えて知った、6人の絆と優しさの正体(撮影・七瀬マナ)
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 6人組アイドルグループ「クマリデパート」の鈴音リンが、2月3日リリースのシングル「クマった!釣られちゃった♡」を携え、スポニチ東京本社でソロインタビューに応じた。新体制2作目となるこの楽曲は、グループ史上でも類を見ないほど「かわいい」に振り切った一曲。小柄な身体から放たれる言葉には、ステージに立つ者としての熱意と、かつて客席側にいた者としての共感が同居していた。(推し面取材班)

クマリデパート特集|全員独占ソロインタビューで「知られざる素顔」に迫る

 143センチの小柄な身体が、椅子にちょこんと収まっている。パステルイエローの衣装に包まれたその姿は、まるで妖精の世界から飛び出してきたかのような愛らしさをまとっていた。

 新曲について問うと、鈴の音のように弾んだ声が返ってきた。「とってもかわいい楽曲で、誰かのことが好きすぎて辛い、みたいな時にぜひ聴いてほしい曲です。今までにないくらいかわいく踊ったり歌ったりしているので、いっぱい見てほしいです」

 制作陣からのオーダーは「とにかくかわいく」。もともと小柄で声質も高く、周囲から「かわいい」と評されることは多い。アイドルとしてレコーディングでも自分なりに「かわいい」にアプローチ。早口のラップパートでは、苦手だった滑舌を克服すべく意識を集中させた。

 「自分自身がかわいいと思うアニメのキャラクターみたいに声を出してみたりしました。実際できているかはわからないですけど(笑)」

 今回のインタビューで最も熱を帯びたのは、好きな歌詞について語ったときだ。

 「『練習してきたセリフも なんだかうまく言えない!』という歌詞があるんですけど、そこがすごく共感しました」

 かつては、自身も特定のグループを追いかける一人のファンだった。特典会の列に並び、心臓の音を数えながら順番を待つ。「『これを言おう』って用意していたことを、緊張して忘れちゃうみたいなことがよくあったので。『同じだ!』って思いました」。伝えたい言葉があるのに、いざ本人を目の前にすると頭が真っ白になる。推しへの愛しさゆえの空回り。その焦燥感を、身を持って知っているからこそ、歌声に実感が宿る。

 ライブパフォーマンスでも、その想いは表現されている。「手でキツネを作って私と向かい合ってお話する振り付けがあるんです。私が『会ってみたいって思ったの思っちゃったの』と歌っているところで、このキツネに話しかけるんです。このキツネを自分の『推しメン』だと見立てて話しかけている感じがすごくかわいい。ぜひライブで見てほしいです!」。指先で作った小さなキツネに、届かない想いを語りかける。その姿は、かつての自分であり、今目の前にいるファン一人ひとりの姿でもあるのだろう。

 もし、特典会で言葉に詰まってしまっても、焦る必要はない。目の前の143センチの瞳は、その震える心の奥にある「好き」という感情を、誰よりも深く理解してくれている。

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