NHK・稲葉延雄会長 退任前最後の会見で自信「概ねやり切ることができた」 新執行部に期待
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NHKが21日、東京・渋谷の同局で定例会長会見を行い、24日付で退任する稲葉延雄会長(75)があいさつを行った。
この日が最後の定例会見となった稲葉会長は「3年前に会長就任が決まった際、真っ先に考えたのは“NHKが視聴者・国民の皆様から何を期待されているか”ということ。公共放送として何をなすべきか、原点から問い直す必要があると考えました。放送法などを踏まえ、私が出した答えは“日々の生活を支える正確な情報や、暮らしを彩る良質で豊かなコンテンツを届ける”ことに尽きるというもの。新たな施策や取り組みもこの1点に資するものでなければならないと考え、一つ一つ整理整頓してきました」と振り返った。
「受信料値下げに伴う1300億円規模の経費削減を図りつつ、収支均衡の道筋をつけることも大きな課題。物価高騰の折、少しでも視聴者のご負担を軽減したいという目的だったが、コンテンツ制作を命とするNHKにとって、その担い手である職員の人件費を削るべきではないと判断しました」と説明。「むしろ、ベースアップを実施することで現場を応援。その代わりに、設備投資や建設投資の資金については実施を後送りできるものは後送りさせ、技術革新の成果を利用して経費を節約できるものは節約することで、2027年度の収支均衡をおおむね確かなものにすることができた」とした。
「就任当時、最も深刻に感じたのは、それまでの急激な改革の影響で組織内に若干のほころびが生じているという指摘があったこと。そこでまず“改革の検証と発展”を掲げ、人事制度を中心に必要な手当てを急いで行い、半年ほどで一定の手応えを得ました。それ以降は“真の公共放送”としてなすべきことを進める姿勢で経営の舵取りを行いました。役職員が一丸となって取り組んでくれた結果、昨年10月からの“ネット必須業務化”とそれに伴うNHK ONEのスタートは大きな前進。放送だけでなくネットの世界でも、NHKの正しい情報を届けることで情報空間の偏りや歪みを是正する、情報空間の参照点としての役割を自ら果たすことをお約束しました。これはNHKにとって歴史的で意義深い一歩になったと感じています」と自信を見せた。
「昨年末の紅白歌合戦では、若い世代の人たちが“不確実な世界でも未来に向かって歩いていこう”という頼もしいメッセージを発信していました。NHKもこうした人々を勇気づけるメッセージを届けていかなければならないと改めて感じました」と稲葉会長。「井上次期会長をはじめとする新執行部には、引き続き視聴者・国民の期待に応えていってほしい。今後も“さすがはNHKだ”と満足していただけるコンテンツを提供し、健全な民主主義の発展に貢献し続けてほしいと願っています」としたうえで「3年間、本当にありがとうございました」と感謝を口にした。
また、「必要なことについては概ねやり切ることができた」とする一方で、「あえて申し上げるとすれば“ジャーナリズムやマスメディアのあるべき姿”といった本質的なテーマについて、メディアの皆様ともっと踏み込んだ意見交換をする機会が持てればよかったと痛感しています」と見解。「今のメディアは“どれだけ刺さった”か、“どれだけ見られたか”というアテンション(注目)を奪い合う方向に引きずり込まれがち。しかし、刺激が優先されると、意図せぬままに誤った情報が拡散しかねません。既存メディアを“オールドメディア”と断じる勢力がネット空間を悪用し、世論を誘導する事態は民主主義の危機です」と語気を強め、「メディアに携わる一人一人が、高い倫理観と理性を持って“真に正しいことを伝える”ことを最優先に行動しなければならない。こうした議論を皆様ともっと深めたかったというのが、私の心残りです」と話した。
昨年12月8日、NHK経営委員会が後任として現副会長の井上樹彦氏を選出した。井上氏は18年ぶりの内部昇格。
元日銀理事の稲葉氏を含め、近年は6人連続で外部登用となっていた。NHK内部から会長に就任するのは2008年に職員のインサイダー取引の引責で任期満了日に辞任した橋本元一氏以来。
井上氏は福岡県出身。1980年にNHKに入局し、政治部長や編成局長を経て、NHKと民放が共同出資する放送衛星システム社長などを歴任し、23年2月から副会長を務めている。
稲葉会長は昨年5月の定例会見で、初期の肺がんを公表。「まずは抗がん剤治療を2カ月ほど行い、その後、手術の範囲を確定し、夏休み明けぐらいには今の業務に完全に復帰できる」と話していたが、昨年11月の会見では「引き続き、投薬治療が続いております」と説明。「今後とも引き続き、業務と治療を両立させていきたい」と話していた。
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