NHK次期会長 衆院選報道姿勢に「NHKらしい、正確で公平な選挙報道を期待したい」

[ 2026年1月21日 15:00 ]

東京・渋谷のNHK社屋
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 NHKの稲葉延雄会長(75)が21日、東京・渋谷の同局で定例会見を行い、2月8日に投開票が行われる衆議院選挙(27日公示)への報道姿勢について見解を示した。

 稲葉会長は「選挙報道はなかなか難しくなって思っています」としつつ「昨今、いろんな政党がいろんな政策メニューを発表していますけど、これを過不足なく、どのように視聴者あるいは有権者にお届けするか、非常に難しい。普通に配信しただけでは視聴者は一体どれが良いのか分からないという状況にあるのではないか」と見解。「選挙制度のあり方も考えないといけないが、ちょっとその辺のところ、私自身はちょっと大変だなと持っています」と話した。

 また、次期会長となる、現副会長の井上樹彦氏は「今回は短期決戦で、解散から投開票日まで非常に短い選挙になっていますけれど、今、その作業に入っております。全国各放送局で、投票日前まで取り組みますが、去年の参院選から、新しい選挙報道の取り組みを、これはNHKだけではなくて各社検討していることだと思うんですけども、今回についてはとにかく時間がありませんから、間違いのない正確な選挙報道をやるというのが最優先。その中で、昨年の参院選で得た様々な試みとか、教訓も生かして、できるだけ、SNSの利点も欠点も両方あるんでしょうけれど、これまで選挙報道を担ってきたNHKらしい、正確で公平な選挙報道というのを期待したい、期待していただきたいと思っています」と話した。

 同局は昨年6月、選挙報道改革の取り組みを発表。一昨年の兵庫県知事選では、既存メディアが国民が求める情報を的確に伝えていないのではないかとの批判的な声が集まるなど、既存メディアの選挙報道の在り方が注目されている中、選挙報道改革を実施。この取り組みで「ネット空間の情報なども検証、ファクトに迫ることを目標の1つ」とし、「有権者の判断材料を提供するため、事前情報の『質』を高めて『量』を増やしていく」ことを目指すとした。

 「ネット上の投稿などを24時間体制でモニター。偽情報・誤情報・誤解を招きかねない言説の広がりが確認された場合、これらを打ち消す報道も行う」「選挙における典型的な偽情報・誤情報をあらかじめ打ち消す取り組みを積極的に実施する」といった、ファクトチェックの方法も明示。「SNS利用の注意点などについて、専門家のインタビューも交えて伝えるシリーズ企画を放送する」とした。

 また、有権者に判断材料を提供するため、事前報道の質を高めて、量を増やすことも検討。争点や政策に関する事前報道の充実も図り、政党、候補者の主張やスタンスなどを整理・分析して伝える番組・企画を拡充するとともに、各地の放送でも展開。告知日や公示日に行われる、党首・候補者のいわゆる“第一声”をコンテンツとして最大限活用する。WEBサイトにノーカット版動画や全文テキストを掲載。争点に関する発言、真偽不明の発言については解説を加えるなどして、国民、視聴者の正確な理解につなげる情報を提供する。さらに、注目選挙区については第一声の内容を詳細に分析する取り組みも行うとしていた。

 この選挙報道改革はその後、行われた昨年7月に行われた参議院選挙でも実践。稲葉延雄会長は「総じてNHKの選挙報道は良かったのではないか」と評価していた。

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