「NHK紅白歌合戦」視聴率35%超え “合格”裏側にあった5つのポイントとは

[ 2026年1月3日 05:30 ]

昨年の大みそかに行われた第76回NHK紅白歌合戦(撮影・須田 麻祐子)
Photo By スポニチ

 昨年大みそかの「NHK紅白歌合戦」の平均世帯視聴率が2日、午後9時から11時45分までの第2部が35・2%(関東地区)だったことが分かった。ビデオリサーチが発表した。合格点とされた35%超えを3年ぶりに記録。好評のうちに終わった紅白の裏側に<1>豪華布陣<2>サプライズ<3>ライブ感<4>前半の演出<5>要所でミセス…という5つのポイントがあった。

 NHKの紅白関係者は35%超えの結果を喜んでいる。同局関係者は「視聴形態が変わり、長寿番組は右肩下がりの傾向にある中で上げたのは明るい話題だ」と語る。

 歴代ワースト2位だった前年24年の32・7%から2・5ポイント上昇し、2022年以来3年ぶりとなる35%台を記録。午後7時20分~8時55分の第1部は30・8%で、こちらも3年ぶりに30%台に回復した。

 視聴率回復の要因にまず挙がるのは、豪華出演陣だ。「テレビを見る世代」と位置づけられる中高年層が主なファン層の矢沢永吉(76)、岩崎宏美(67)、松田聖子(63)、TUBEの出演を実現させ、さらに若者から支持を集めるKing&PrinceやM!LK、FRUITS ZIPPERらもズラリと並べて老若男女が楽しめる布陣となった。

 このメンバーを生かすサプライズ演出への期待もあった。前回の[B’z]がサプライズでNHKホールに登場しており、いつ何が飛び出すのか分からない期待感でお茶の間を引きつけた。また、中継が少なく、出場歌手がNHKホールで歌ったことでライブ感が画面から伝わったことも大きい。歌唱の準備に時間がかかり“間”が目立つ場面もあったが、ホールの大歓声、ペンライトを振るファンの熱さが視聴者にも伝わった。

 演出の詳細が発表されていなかった矢沢が別会場でバラード曲「真実」を披露した後でNHKホールに登場して「止まらないHa~Ha」「トラベリン・バス」を生歌唱。最大のサプライズにNHKホールの客席は大興奮となった。

 23、24年と2年連続で20%台と低迷した第1部でも多数の出演者が登場する「放送100年メドレー」、三山ひろし(45)のけん玉ギネス世界記録挑戦、福山雅治(56)と[B’z]の稲葉浩志(61)のコラボなど豪華演出も魅せた。

 また、日本レコード大賞3連覇を果たしたMrs. GREEN APPLEは冒頭のメドレー、前半最後のあおり、後半最初の朝ドラ「あんぱん」メドレー、白組のトリと要所で登場。国民的バンドとなったミセスが次回以降も大きな役割を果たしそうだ。

 ≪個人視聴率も上々≫世帯の総人口のうち何人が番組を見ていたかを算出する「個人視聴率」は第1部が23・2%、第2部が26・4%でともに前回から上昇した。第2部は過去5回で最も高い数値となった。また昨年に始まった新サービス「NHK ONE」では、大みそかから1日にかけて482万回再生された。実施本部長の小池明久氏は「歌や音楽を通じて大切な人たちと“つながる”ひとときを過ごしていただきたい…そんな願いを込め、スタッフ一同、精いっぱい制作いたしました」とコメントした。

 ≪裏番組5年連続“ザワつく”1位≫紅白の裏番組では、テレビ朝日の「ザワつく!大晦日2025一茂良純ちさ子の会」の午後6~7時が11・4%で、5年連続の民放1位となった。水谷豊(73)と伊藤蘭(年齢非公表)の夫婦共演などが話題となった。TBSは「大晦日オールスター体育祭」を放送し午後6~7時で8・2%を記録しテレ朝に続いた。

 ≪年間視聴率テレ朝が3冠≫テレビ朝日は2日、2025年の年間視聴率で世帯、個人ともに3冠を達成したことを発表した。世帯は全日帯(午前6時~翌日午前0時)が6・3%、ゴールデン帯(午後7~10時)が8・8%、プライム帯(午後7~11時)が8・9%で3年連続。個人は全日帯3・5%、ゴールデン帯5・2%、プライム帯5・2%で2年連続となった。

この記事のフォト

「紅白歌合戦」特集記事

「美脚」特集記事

芸能の2026年1月3日のニュース