「応援が1人でもいるなら」――.BPM・高任芹奈、挫折の夜を救った父の言葉 家族に支えられ…たどり着いたリーダーとしての矜持

[ 2025年12月30日 12:05 ]

【画像・写真2枚目】「もう一度あなたの隣に咲きたい」――.BPM高任芹奈が捧ぐ一途な誓い 憑依型パフォの裏にある「届かない苦しみ」と「魔法」 (撮影・日南 千穂)
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 待望の1stアルバム「The .BPM WONDER」をリリースした女性5人組アイドルグループ「.BPM(ドットビーピーエム)」。結成5年、グループの顔として奔走するリーダーの高任芹奈が、スポニチ東京本社での単独インタビューに応じた。トレードマークの金髪が映える、凛とした華やかなたたずまいだが、その口から漏れたのは意外な独白だった。「実は、アイドルには全く興味がなかったんです」――。(「推し面」取材班)

 幼少期から芝居やモデルとして芸能の道を歩んできた。当時抱いていたアイドルのイメージは「可愛くてふわふわしたもの」。自分には到底合わないと頑なに門を閉ざし、誘いも断り続けていた。それでも「何かが変われば」と一歩踏み出した先で、自らの居場所を見つけることとなる。

 「可愛いだけじゃなく、カッコよくてもいい。自分らしさを認めてもらえるなら、ここで頑張りたい」。そう思えたのは、ファンの肯定があったからだ。しかし、リーダーという重責が加わると、理想と現実の狭間で苦しむことに…。芸歴の長さゆえに「しっかりしなきゃ」と自分を追い込み、ソロ活動が長かったことも災いして、集団を一つにまとめる難しさに直面した。

 「自分の考えを強制してもダメ。どうすればもっと知ってもらえるのか。正解のない答えを探し、結果を追い求めすぎて余裕がなくなっていました」。責任感が強いゆえに一人で戦おうとしていた中で、心根を支えたのは家族の存在だった。

 もがき、迷ったどん底の夜、母に電話で泣きついた。その傍らで、普段は寡黙な父が静かに言葉をかけたという。「応援してくれる人が0人じゃない。1人でもいるなら、やっていることに意味があるんじゃないの」。

 その瞬間、視界が開けた。誰かのために、そして自分のために続けてきた歩みは間違いではなかった。電話を切った後、深夜に一人で号泣した。あの夜の涙が迷いを振り払い、強固な覚悟へと変わった。

 「今は、一人でやる方が怖い。みんなと同じ夢を追いかけられることが、何より尊いんです」。

 かつては適性に悩んだ。それでも5年の歳月を経て、誰かの憧れの的となるリーダーへと進化した。一人の味方を、最高の仲間を信じ抜くと決めたその瞳は、初アルバムという集大成の先にある、まだ見ぬ景色を真っ直ぐに見据えている。

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