映画監督・原田眞人さんの持論「監督は先発投手のメンタリティーが必要」 カメラワークの切り替えに工夫

[ 2025年12月14日 05:30 ]

原田真人さん(2008年撮影)
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 「クライマーズ・ハイ」や「検察側の罪人」などで知られる映画監督の原田眞人(はらだ・まさと)さんが8日午前0時39分、多臓器不全のため都内の病院で死去した。76歳。静岡県出身。葬儀は近親者で行う。喪主は妻瑞穂(みずほ)さん。後日、お別れの会を開く予定。

 時間があれば映画やドラマなどを観賞し、次回作へのイメージを膨らませていた原田さん。その中で息抜きにしていたのが大リーグ観戦だった。20代の大半をロサンゼルスで過ごしていたため、ドジャースのファン歴40年以上と筋金入りだ。

 帰国してもその熱が冷めなかったことについて、原田さんは「野球でも映画でも日本は型にはめようとする傾向が高い。だけど、米国は個を重視する文化で性に合った」。犠牲バントがほとんどなく、チーム最強の打者も4番とは決まっていない。そんな野球が好きだった。

 作品でも個を大切にした。役者同士のせりふの応酬でテンションを高めるのは原田作品の真骨頂。しかし、リアルに見せるためには役者の能力に負う場合が多い。関係者は「起用した俳優を徹底して信頼した。役へのイメージができていれば、台本と違っても採用した」と振り返った。

 せりふの応酬とともに特徴的だったのはカメラワークの切り替えの早さ。2時間前後の作品を飽きさせない工夫だった。カメラのカットを組み合わせるのは投手が球種を投げ分けて長いイニングを乗り切るのと似ているとし「監督とは先発投手のメンタリティーが必要」との持論があった。野球ファンの監督らしい例えだった。

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