清原博弁護士 レーダー照射より政府が抗議すべき大問題「照射さえしなければいいという空気に…」

[ 2025年12月10日 14:46 ]

清原博弁護士

 国際弁護士の清原博氏が10日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!smile~」(月~金曜後1・55)に生出演し、中国軍機が自衛隊機にレーダー照射をした問題で政府の対応を問題視した。

 高市早苗首相の台湾有事を巡る発言を皮切りに日々、緊迫感が高まる日中関係。そんな中、沖縄本島南島の公海上空で6日午後、中国軍の戦闘機が自衛隊機に2度にわたりレーダーを照射した。中国側は同国メディアを通じ、事前に通知を行っていたとする音声データを公開。小泉進次郎防衛相は「危険回避の十分な情報がなかった」と反論した。

 また「問題の本質は中国側が約30分にわたる断続的なレーダー照射をしたこと」と反論しているが、清原氏は「そもそもの問題として一つ言いたいことがあって」と前置きし、問題点を指摘した。

 番組では、中国軍機が発着した中国空母・遼寧の航路を図解したものを紹介した。6日午前7時ごろ、沖縄本島と宮古島の間を南島に進んだ後、6日に航路を大きく北東へ変更。その後、問題の訓練を行った。

 清原氏は「地図を見ると、遼寧という中国の空母は、南下してきている中で、急に方向を変えて北上して、途中で今回、初めて中国の空母から戦闘機が発着するという訓練を行った。本来、日本の島のすぐそばで空母から戦闘機を発着する訓練を正当化できるんですか?」と、訓練が行われた区域を問題視。「確かに国際法上はできるかもしれないけど、危険極まりないし、日本に対する威嚇になるような場所じゃないですか?本来なら南にずっと進んで行って、日本の島がない、太平洋の真ん中で公海で訓練をすればいいところを、わざわざ方向転換して日本の島の近いところでやっている」とも述べた。

 ところが、日本政府の抗議は、レーダー照射問題に集中している。清原氏は「そこを私は本来、日本政府は問題視して、何でそんな危険なところで日本に威圧を与えるような場所で訓練をやったんですかと。本来は日本政府はそこを言うべきであり、日本メディアはそこをきちんと指摘して、大ごとだと言うところ」と指摘。「すっかりレーダー照射の問題に変わっちゃって、今後中国はその海域でまた空母から戦闘機の発艦の訓練をしてもいいような雰囲気になっちゃった」と、訓練海域の既成事実化に危機感を口にした。

 あらためて清原氏は、「すっかりレーダー照射の問題に変わっちゃって、今後中国はその海域でまた空母から戦闘機の発艦の訓練をしてもいいような雰囲気になっちゃった。中国にとってはありがたいことですよね」と、中国側の目論見を推察。「日本政府も国民もメディアも、その海域で今後同じようなことをやっても、もう誰も文句は言わないんだね。レーダー照射さえしなければいいんだよねという空気になっちゃったことに、私は怖さを感じちゃいます」と警鐘を鳴らした。

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